ゲームを作る上でセンターバックとサイドバックのパス能力が必要

ロングパス

近代サッカーにおいて日代表が世界基準で戦う為には、様々な戦術が日々練られています。海外選手より体格や身体能力で劣る日本代表にとっては、パスサッカーを磨き豊富な運動量が必要不可欠です。それはどのポシジョンでも要求され、センターバック、サイドバックも例外でありません。パスの正確さが試合の良い流れを作り得点につながり、パスのミスが失点につながります。

ワールドカップの予選から見て日本を含めた4チームは、センターバックを中心にシステムは多少違いましたが、後ろでボールを回しながらスペースを作っていくサッカーをしていました。身体能力を生かした縦に攻め上がるサッカーと予想されたセネガル、ポーランドも後ろから回してきたのです。残り時間が少なくなるまで縦にこだわるサッカーはしてきませんでした。トーナメントのベルギー戦も同じで、日本が先行しても落ち着いてボールを回し同点とされ、最後は高速カウンターで勝ち越されました。

ワールドカップに出てくるチームは作るサッカーを重視しています。身体能力だけに頼らず戦術をしっかりと兼ね備えたチームが、決勝トーナメントを勝ち抜いていけるのです。日本の掲げるベスト8に行く為には、攻撃は世界基準である事を乾、大迫によって証明されました。後はセンターバック、サイドバックが人材育成の急務となります。後ろから高速パスをつなぎゴールを目指せるサッカーを完成する事が、日本が世界基準で戦える武器となる事でしょう。